解体工事にガードマンは必要?「なぜこの現場に交通誘導員が必要なのか」を解体業者が解説
解体工事の見積りを取ったとき、
「交通誘導員」
「ガードマン」
「警備員」
といった項目が入っていることがあります。
一方で、別の業者から取った見積りにはその項目が入っていない。
そうなると、
「ガードマンって本当に必要なの?」
「入っていない業者のほうが安いし、そちらに頼んだほうがいいのでは?」
と思われる方もいるかもしれません。
結論から言えば、解体工事だから必ず交通誘導員が必要というわけではありません。
しかし現場の道路状況や周辺環境によっては、交通誘導員を配置することが非常に重要になります。
私たち株式会社ゆいまーるでもすべての現場に必要以上のガードマンを配置するような考え方はしていません。
現場を実際に見て、必要なところには必要な人数を配置する。
これがゆいまーるの基本的な考え方です。
今回は解体工事における交通誘導員の役割と、なぜ現場によって人数が変わるのか?について、解体業者の立場からお話しします。
そもそも解体工事でガードマンは何をしている?
交通誘導員の主な役割は、工事現場周辺を通行する車や歩行者の安全を確保することです。
解体工事では、
- ダンプカーが出入りする
- 重機を搬入・搬出する
- 解体した廃材を積み込む
- 敷地から道路へ車両が出る
- 道路沿いで作業する
など、一般の住宅工事とは少し違った車両の動きが発生します。
特に大型のダンプや重機は乗用車のように簡単に方向転換したり、急に停止したりすることができません。
そこで交通誘導員が、
「今から車両が出ます」
「こちらから歩行者が来ています」
「車が来ているので一旦止めましょう」
といった形で、現場と道路をつなぐ役割を担います。
つまり、ガードマンは単に「車を止める人」ではありません。
工事現場と普段通り生活している道路利用者との間に立つ安全管理の一員です。
どんな解体現場でもガードマンが必要なの?
ここは誤解してほしくないところです。
すべての現場に同じ人数の交通誘導員が必要なわけではありません。
例えば、
- 敷地が広い
- 前面道路の交通量が少ない
- 見通しが良い
- 車両の出入りが少ない
- 歩行者の通行がほとんどない
という現場であれば、必要な安全対策を行ったうえで交通誘導員の配置を最小限にできる場合があります。
反対に、
- 前面道路が狭い
- 見通しが悪い
- 車の速度が出やすい道路
- 歩道がない
- 通学路になっている
- 交通量が多い
- 敷地からダンプが頻繁に出入りする
- 交差点やカーブに近い
といった現場では交通誘導員の重要性が高くなります。
「〇〇市だから交通量が少ないだろう」
という考え方もできません。
地域に関係なく、道路によって状況は大きく違います。
一見すると静かな住宅街でも、少し大きな道路に出ると車の速度がかなり乗っている場所があります。
「ガードマン1人」と「ガードマンなし」では、何が違う?
解体工事の見積りを比較するとき、ここはぜひ知っておいていただきたいところです。
例えば、同じ家の解体で、
A社:交通誘導員2名を計上
B社:交通誘導員1名を計上
C社:交通誘導員なし
という見積りが出てきたとします。
金額だけを見れば、C社が一番安く見えるでしょう。
しかし、
「なぜ人数が違うのか?」
までは、見積書だけでは分かりません。
実際には、
- 現場をどのように見ているのか
- ダンプがどこから出入りするのか
- 歩行者はどちらを通るのか
- 車両をどこで待機させるのか
- 見通しはどうか
- 作業員だけで安全を確保できるのか
などによって、必要な対応が変わります。
だからこそ、解体工事の見積りを比較するときは、
「ガードマンが何人いるか」だけではなく、「なぜその人数なのか?」
を確認してみてください。
ガードマンを増やせば安全、というわけでもありません
ここも私たちが大切にしている考え方です。
「安全のためならガードマンを10人でも20人でも入れればいい」
という話ではありません。
交通誘導員にも当然費用がかかります。
必要以上に人数を増やせばその分だけお客様の工事費用の負担も大きくなります。
だから私たちは現場を見させていただく際、
「この現場なら、最低限どこまで配置すれば安全を確保できるか」
を考えます。
必要な現場にはきちんと配置する。
でも、必要以上には配置しない。
これは、工事費を安く見せるためでも、逆に高くするためでもありません。
安全と費用のバランスを考えたうえで必要な対策を取る。
それが施工する側の責任だと考えています。
事故が起きてからでは遅い
交通誘導員について、私たちが一番避けたいのは、
「何か事故が起きてから、やっぱり必要だったと気付くこと」
です。
例えば、敷地からダンプが道路へ出るとき。
運転席から見える範囲には限界があります。
そこへ、
- 自転車が来る
- 歩行者が来る
- バイクが来る
- 別の車が近づいてくる
ということがあります。
特に見通しの悪い道路や、車のスピードが出やすい道路ではほんの一瞬の判断が事故につながる可能性があります。
事故が起きてから、
「もう少し注意していれば」
「ガードマンを付けておけば」
と考えても取り返すことはできません。
だからこそ、事故が起きる可能性を事前に減らすことが大切です。
私たちは「ガードマンを入れること」ではなく「安全に施工すること」を考えています
株式会社ゆいまーるでは、ガードマンを配置すること自体を目的にはしていません。
大切なのは、
「この現場をどうすれば安全に施工できるか」
ということです。
道路の状況を見て、周囲の建物を見て、車両の動きを考える。
そのうえで、
「ここなら1人で対応できる」
「ここは2人必要だ」
「この時間帯は特に注意が必要だ」
と判断していきます。
もちろん、現場によっては交通誘導員を配置しないという判断になることもあります。
逆に、必要だと判断した現場では、「費用が上がるから」という理由だけで削るべきではないと考えています。
解体工事の見積りは「総額」だけで比較しない
解体工事ではどうしても最終的な金額が気になります。
もちろん、少しでも費用を抑えたいというのは当然のことです。
ただ、複数の見積りを比較するときには、
「なぜこの会社はこの金額なのか?」
まで確認してみてください。
特に、
- 交通誘導員
- 足場・養生
- 廃棄物処分
- 付帯工事
- 道路使用に関係する費用
- その他の安全対策
などは、会社によって計上内容が違う場合があります。
「安い・高い」だけではなく、
「同じ条件で比較できているのか」
を見ることが重要です。
よくある質問
Q.解体工事では必ずガードマンを付けなければいけませんか?
いいえ、すべての解体工事で一律に交通誘導員が必要になるわけではありません。
道路状況、交通量、歩行者の有無、工事車両の出入りなど、現場ごとの条件を確認して判断する必要があります。
Q.ガードマンが見積りに入っている会社は高いということですか?
いいえ、必ずしもそうではありません。
必要な安全対策を見積りに含めているため、その分の費用が計上されている場合があります。
反対に、ガードマンが入っていない見積りでも、安全対策が不要とは限りません。
Q.ガードマンは何人くらい必要ですか?
現場によって異なります。
道路の幅から始まり見通し、交通量に歩行者・車両の出入りなどを確認したうえで判断します。
Q.できるだけガードマンの費用を安くしたいのですが?
まずは現場を見てもらい、「本当に必要な人数」を確認することをおすすめします。
必要な人数まで削ってしまうのではなく、必要最低限の人数で安全を確保するという考え方で業者に相談してみてください。
まとめ
解体工事における交通誘導員は、単純に「付ければいい」「付けなくてもいい」というものではありません。
重要なのは、
その現場にどのような危険があるのかを事前に確認し、必要な安全対策を取ることです。
特に、
- 見通しの悪い道路
- 車のスピードが出やすい道路
- 道路幅が狭い場所
- 歩行者や自転車が多い場所
- 工事車両の出入りが多い現場
などでは、交通誘導員が重要な役割を果たします。
株式会社ゆいまーるでも、無駄に交通誘導員を増やしてお客様の負担を大きくするような考えはありません。
一方で、事故が起きてからでは遅いということもこれまで数多くの現場を経験してきたからこそ強く感じています。
だからこそ、
「必要な現場には必要な人数を配置する。必要以上には配置しない。」
これを大切にしています。
解体工事の見積りを比較するときは、総額だけではなく、
「なぜこの現場に、この人数の交通誘導員が必要なのか?」
まで業者に聞いてみてください。
それも安心して解体工事を任せるための大切な判断材料の一つです。
株式会社ゆいまーるでは、建物解体・空き家解体・家じまいについて、現地確認からお見積りまで無料でご相談いただけます。
「ガードマンが必要と言われたけれど、本当に必要なの?」
「複数社の見積りで内容が違っていて分からない」
「解体費用について一度相談したい」
という方も、お気軽にご相談ください。
豊明市・刈谷市・大府市・東郷町等の愛知県を中心に、三重県・岐阜県などにも対応しています。
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