解体工事で「残す部分」があると難しい?部分解体で注意したいポイント
解体工事というと、「建物を全部壊して更地にする工事」をイメージされる方が多いかもしれません。
しかしお客様によっては、
- 建物の一部分だけを解体する
- 増築した部分だけを取り壊す
- 建物の一部を残して改修する
- 古い建物と新しい建物がつながっている
- 壁や屋根の一部を残す
といった**「壊す部分と残す部分がある解体工事」**もあります。
こうした工事では全部を壊す解体工事よりも慎重な判断が必要になることがあります。
「壊すだけなのだから、一部分だけなら簡単なのでは?」
と思われるかもしれません。
しかしながら、解体業者の立場からすると、
「壊す」ことよりも「壊してはいけない部分を残す」ことが難しい。
そんな現場もあります。
今回は、そのような部分解体で「建物を残す部分」がある場合、どんな点に注意しているのかを解体工事の現場からご紹介します。
なぜ「残す部分」があると解体が難しくなるのか
建物をすべて解体する場合、基本的には最終的に建物をなくすことを前提に作業できます。
もちろん、安全に壊すための手順や周囲への配慮は必要です。
一方、部分解体では、
「ここまでは壊していい。でも、ここから先は残す」
という明確な境界があります。
この境界を間違えると、残す予定だった建物まで傷めてしまう可能性があります。
そのため、部分解体では、
- どこまでが解体範囲なのか
- 残す部分はどこなのか
- 建物同士がどのようにつながっているのか
- 重機をどこから入れるのか
- どの順番で壊すのか
などを、通常の解体以上に確認する必要があります。
「残す部分」と「壊す部分」の境界が重要
例えば、建物の一部だけを取り壊す場合。
外から見ると、
「この壁から向こう側を壊せばいい」
と思えることがあります。
しかし、実際の建物は単純に線を引いたような構造になっているとは限りません。
柱や梁・屋根・壁・基礎などがつながっている場合もあります。
また増築された建物では、古い部分と新しい部分がどのように接続されているのか、外観だけでは分かりにくいケースもあります。
そのため、解体前にはできるだけ、
「どこまでが解体する部分なのか」
を明確にしておくことが大切です。
増築部分だけを解体する場合も注意が必要
部分解体で比較的分かりやすい例が増築部分だけを取り壊すケースです。
例えば、
「母屋は残して、後から増築した部分だけ解体したい」
という場合です。
一見すると増築部分を壊せばいいように思えますが、実際には、
- 屋根が接続している
- 外壁がつながっている
- 柱や梁が関係している
- 基礎が接続している
- 電気・給排水などの設備がつながっている
といったことがあります。
そのため単純に重機で壊してしまうのではなく、どの部分をどの順番で解体するかを考える必要があります。
場合によっては最初から大きな重機を使うのではなく、別の方法を選択することもあります。
「ただ重機を使えば早い」とは限りません
これは以前の記事でもご紹介しましたが、解体工事では重機の大きさだけで施工方法を決めるわけではありません。
特に建物を残す部分がある場合は、その傾向が強くなります。
例えば、
「できるだけ早く壊したいから、重機を入れればいい」
という考え方だけでは、適切な施工にならない場合があります。
残す建物との距離が近かったり、作業スペースが限られていたりする場合には、
- 手作業による解体
- 大型重機
- 小型重機
- 特殊仕様重機
などを現場条件に応じて使い分けます。
重要なのは、
その現場に合った重機や施工方法を選ぶこと。
です。
「残す建物」を傷めないためには、解体する順番も重要
部分解体では、どこから壊すかも非常に重要です。
例えば、残す建物と解体する建物が接している場合。
いきなり大きな部分を壊してしまうと、振動や接触などによって残す側に影響が出る可能性があります。
そのため、現場の状況を確認しながら、
「先にここを外す」
「ここは最後まで残す」
「この部分は重機ではなく別の方法で処理する」
など、順番を考えます。
解体工事では、単純に
「上から壊していけばいい」
というものではありません。
建物の構造や周辺状況によって、適切な手順は変わります。
建物だけでなく、設備にも注意が必要
「建物を残す」という場合、建物本体だけを見ればいいわけではありません。
電気や給排水など水道の設備が解体する部分と残す部分をまたいでいることがあります。
例えば、増築部分を解体したらその部分だけでなく残す建物側の設備まで影響してしまう可能性があります。
そのため、部分解体では、
「壊す建物」と「残す建物」の関係だけではなく、設備のつながりも確認する。
という視点が重要になります。
現地調査では「壊す場所」だけを見ているわけではありません
株式会社ゆいまーるでは、現地調査の際に解体する建物だけを見るわけではありません。
部分解体の場合は特に、
- 残す建物との位置関係
- 建物同士の接続状況
- 重機の進入経路
- 作業スペース
- 前面道路の状況
- 周辺建物との距離
- 電気・水道などの設備
- 解体後に残したい部分の状態
などを確認します。
そして、
「どう壊すか」だけではなく、「どう残すか」
まで考えて施工方法を決めます。
部分解体は「壊す技術」だけでなく「残す技術」も重要
解体工事は、建物をなくす仕事です。
だからこそ、
「壊すこと」に目が向きやすい仕事でもあります。
しかし、部分解体では、
壊す部分を壊しながら、残す部分を守らなければいけません。
この違いは、実際の現場に入ってみるとかなり大きいものです。
全部を壊すのであれば気にしなくてもよい部分でも、残すものがあればその一つひとつが施工方法を考える材料になります。
だからこそ私たちは、
「どこを壊すか」だけではなく、「どこを残すのか」まで確認する。
ということを大切にしています。
よくあるご質問
Q. 建物の一部分だけを解体することはできますか?
はい、可能な場合があります。
ただし、建物の構造や接続状況によって施工方法が変わるため、まずは現地確認が必要です。
Q. 増築した部分だけ解体することはできますか?
可能なケースがあります。
ただし、母屋との接続部分や屋根・壁・基礎、電気・給排水設備などの状況を確認する必要があります。
Q. 残す建物が傷つくことはありませんか?
残す部分への影響が出ないよう施工方法や解体する順番を検討しますが、建物の構造や接続状況によって注意すべき点は異なります。
そのため、事前の現地確認が重要です。
Q. 部分解体なら、全部解体するより安くなりますか?
むしろ高くなってしまいます。。
解体する面積が小さくても、残す部分を傷めないために手間が増えたり、重機の使い方が限定されたりする場合があります。
工事費は解体する面積だけではなく、建物の構造や施工方法、周辺状況などによって変わります。
まとめ
部分解体では、単純に「壊す部分が少ないから簡単」とは限りません。
むしろ、
「残す部分があるからこそ、慎重な施工が必要になる」
ケースがあります。
特に増築部分の解体や建物同士が接している現場では、建物の構造や接続状況、設備、重機の進入経路などを確認したうえで、解体する順番や方法を考える必要があります。
解体工事は、
「壊す技術」だけではなく、「残す技術」も大切です。
「一部分だけ解体したいけれど、残す建物への影響が心配」
という場合は、まずは現地を確認したうえでどのような方法が考えられるのかをご相談ください。
解体工事のご相談・お見積りは株式会社ゆいまーるへ
株式会社ゆいまーるでは、豊明市・刈谷市・大府市・東郷町等の愛知県や三重県・岐阜県で、建物解体・空き家解体・家じまいなどのご相談を承っています。
部分解体や増築部分の解体など、**「全部壊すわけではないけれど、どうしたらいいか分からない」**というご相談も、まずはお気軽にお問い合わせください。
現地調査・お見積りは無料です。
📞 0120-361-275(ミライ ツナゴー)
■株式会社ゆいまーるからのメッセージ
株式会社ゆいまーるは、豊明市を拠点に、豊明市・刈谷市・大府市・東郷町等の愛知県や三重県・岐阜県で解体工事を行っています。
私たちが大切にしているのは、建物をただ壊すことではありません。
近隣の方や御施主様にできるだけご迷惑をかけないこと。
そして、現場ごとの条件に合わせて、安全に、適切な方法で工事を進めることです。
これまで2,500件の解体現場に携わってきた経験をもとに、建物の状況だけではなく、道路・地面・周辺環境なども含めて現場を確認しています。
また、これまでの仕事を通じて、東証一部上場企業様から表彰をいただいた実績もございます。
もちろん、表彰をいただいたことだけが私たちの仕事の価値ではありません。
「解体してよかった」と御施主様に思っていただけること。
そして、工事中も近隣の方にできるだけ安心して過ごしていただけること。
それを大切に、一つひとつの現場に向き合っています。
■監修者・運営会社情報
会社名:株式会社ゆいまーる
所在地:愛知県豊明市栄町上姥子3番地19
代表者:代表取締役 林 麻樹
事業内容:解体工事業、空き家解体、家じまい等
許可番号:愛知県知事(般-5)第74912号
資格者:建築物石綿含有建材調査者
対応エリア:愛知県・三重県・岐阜県
現地調査・お見積り:無料
電話:0120-361-275(ミライ ツナゴー)
